牡羊座~魚座まで「合計360個」それぞれに意味があり、1度ずつ紐解いていくことで、星座ごとの壮大な成長の物語が見えてきます。
双子座1度~10度
双子座1度『静かな水に浮くガラス底ボート』外の世界へ飛び出すことに成功しました。
まずは安全が確保されているガラス床ボートに乗り、湖や海の中を観察します。
珍しい魚や生き物見たさに覗きこむのをやめられません。
双子座2度『密かに靴下を満たすサンタクロース』
「サンタクロース」は眠っている間にプレゼントを「靴下」に入れます。
1度は外面的な観察による精神の刺激でしたが、2度では夢の中に隠された内面からやってくるメッセージに刺激を受けます。
双子座3度『テューレリー庭園』
中世フランス王家の偉容を物語る「テューレリー庭園」は自然と芸術を一体化させた近代的な庭園です。
3度では、2度で現れたアイディア(自然)を法則や論理で解釈し、1度で観察したもの(芸術)と掛け合わせることに興味を持ちます。
双子座4度『ヒイラギとヤドリギ』
3度では思考を巡らせていましたが、クリスマスを思わせるヒイラギやヤドリギを用意するだけでクリスマスの思い出がよみがえるように、知り得た知識を実際の生活に応用して、情感や人間性を表現・演出することに関心が移ります。
双子座5度『過激な雑誌』
4度の応用力をさらに飛躍させ、1度の「ガラス底ボート」から受けたような刺激や興奮を、他者にも伝達してみようと試みます。
双子座6度『油田の掘削』
1度〜5度の経験で情報よりもそれに結びつく付加価値のほうにこそ価値があると気付きました。
大地の奥深くに眠っている「油田」を探し当てて巨大な富を手に入れるように、より多くの人に影響を与えられる力を求めて野心的な行動に出ます。
双子座7度『 古風な井戸』
「油田」が「井戸」に姿を変えます。
井戸の水を桶で汲み出しても財産は作れませんし、人をあっと驚かせることもできませんが、お金にならないものを共有できます。
多くの人の役に立てるように、自分が得た富や能力を還元することに気を配ります。
双子座8度『産業労働者のストライキ』
7度では与えるものと与えられるものに二分化していました。
それを一度リセットした自分の立場の自由を追求するために、不満を感じた労働者がストライキを起こすような立場逆転もありゆる少し横暴な行動に出ます。
双子座9度『矢で満たされた矢筒』
6度の「油田」を掘っていた男のドリルが標的を射抜く「矢」に変貌します。
油田を当て勝者になったとしても社会的な欲望に支配された生き方しかできないと知り、これからは独自の意志の力と実践力を手に入れ生きていこうと挑戦を始めます。
双子座10度『落下する飛行機』
エゴ(自己)が少しずつ育ってくると、「他者と橋をかける」という目的を思い出します。
9度で解き放たれた意志(=矢)は宙を舞い(=落下する飛行機=曲技機)、自分の能力を試すための具体的な行動に出ます。
双子座11度~20度
双子座11度『体験における現実主義の新たな道』社会の中で自分があまりよく知らない分野に飛び込んでみます。
精神面を満たす知識よりも実用的なテクニックを磨く知識に興味が湧きます。
双子座12度『生意気に自己主張する少女トプシー』
11度で見知らぬ分野に飛び込みましたが、そこにある習慣やルールに染まることはしません。
「アンクル・トムの小屋」に出てくる黒人奴隷の少女トプシーのように不当な扱いを受けた時には自分の意思をはっきりと主張します。
双子座13度『ピアノを目の前にした偉大な音楽家』
12度では新天地の習慣やルールに溶け込まないことを選択したため周囲から蔑まれていましたが、技術を磨き誰にも真似できない圧倒的な能力を手に入れることで孤立を賞賛に変化させていきます。
双子座14度『テレパシーでの会話』
13度で優れた演奏ができた「ピアニスト」も自身と周囲との意思疎通では疎外感が深まるばかり。
コミュニケーションを成立させるため、知識や経験が問われないテレパシーのような、純粋に意思と気持ちが伝わる伝達手段を模索していきます。
双子座15度『会話をしている二人のオランダの子供』
伝達手段を考えているうちに誰とでも理解し合うのは難しいという結論に。
意思が通じないことに憤りを感じるよりも、精神的幸福度の高いオランダの子供の会話を垣間見るような、違いを楽しめる人になろうと決意します。
双子座16度『熱弁する女性参政権運動家』
15度でコミュニケーションが活発になったところで、鏡関係である射手座の影響が入ります。
女性性が得意とする“感情“を煽る方法で多くの人に自分の考えを主張し、相手の考えを変えさせようとします。
双子座17度『知力の頭に溶けていった健康の頭』
16度の演説(知力の頭)で人々に影響を与えようとしましたが、それを繰り返しているうちに一番変化したのが実は自分の内面(健康の脳)だったということに気付きます。
双子座18度『中国語を話す二人の中国人』
17度では自分の内側の変化に気付きました。
人と関われば関わるほど人の影響を受けやすい状態です。異国の地にいても中国人同士が母国語(中国語)で会話をするように、影響を受けにくい同質の仲間とのみ活発に交流しようとします。
双子座19度『大きな古典書物』
限られた関係性のみで関わるのではなく、大きなフィールドでより安定感のある場所を選び、そこで自分の精神を遊ばせようと試みます。
その場所はコロコロ変わる世間とは違う根本的で普遍的な情報の場(古典書物)です。
双子座20度『カフェテリア』
19度で特定の情報だけでなく、満遍なく広い知識や情報に触れることが出来ました。
今回はそれを扱うことができるようになります。
その様子はまるであらゆる国や種類の料理を嗜むことができるカフェテリアのようです。
双子座21度~30度
双子座21度『労働者のデモ』マルチな活動ができるようになると、仕事も遊びも全力で取り組むようになりますが、身体(労働者)は休むことが必要です。
活動が活発になると同時に身体を休ませるために、自分に向けてのデモ活動を始めます。
双子座22度『田舎踊り』
21度は都会踊り。22度は田舎踊り。
仕事をしすぎた人が田舎に家を買って引退すると言い始めるように、忙しさの反動から無理をしても意味がないと感じ、安らげる環境を探し出してなんとか活動と休止のバランスを取ろうとします。
双子座23度『木の高いところにある巣の中の三羽の雛』
21度22度の両方をうまく配合したバランスの良い生き方をするために動き出します。
雛のいる巣を雑多な影響にまみれない木の高いところに置くように、情報や価値観を重要度順に整理していきます。
双子座24度『氷の上でスケートをする子供』
『硬い』という前提がある氷の上だからこそ子供は悠々自適にスケートを楽しむことができます。
優先順位の整理の次は、意識的に取り組むべき部分と誰かに任せる部分をはっきりとさせなんでも自分でやろうとしない工夫が必要です。
双子座25度『パームの枝を刈る男』
21度からのプロセスで人生の明確な計画が見えてきました。
植物は放置しておくと自然界の法則のままに伸びていきます。
庭師として余分なものを切り捨てることで自分の目的の方向に伸びるように整えられます。
双子座26度『森の中の冬霜』
余分なものを切り捨て、自分の目的の方向へ枝を伸ばしていきましたが、26度でさらに外圧がかかります。
植物が成長してきた場所に霜が降り、孤独の中で自分の成長力を維持する必要があるように、もっとも大切なものしか残せない状況になります。
双子座27度『森から出てくるロマ』
揺るがない大切なものを認識したら、移動型の生活をするロマのように、「霜」に覆われていた「森」を飛び出し、新しい環境で自分の実力を試そうとします。
双子座28度『破産宣告された男』
27度で新しい環境へ赴く決意をしました。
社会的関係と個人の持てる力にズレが生じて個人に重大な圧力がかかったとき、社会的な因果関係を一度リセットすることで社会に参入し直すことができます。
双子座29度『春の最初の百舌鳥』
次のサインである蟹座へ向けて旅立ちの準備。蟹座が意識する集団の感情や雰囲気に敏感になります。
春を迎える少し前に他の野鳥よりもいち早く恋の季節を迎えさえずる百舌鳥のように、世の中の流れのアンテナとして流行の先端を担います。
双子座30度『海水浴をする美女たち』
流行の水着を買い込み、「海」(蟹座)へくりだす「美女」(双子座)たち。
双子座の特徴である、孤独な戦いや個人の力の限界への挑戦から脱出し、周囲に注目されたいという気持ちが原動力になります。
最後に
いつもイイネやRTありがとうございます🍀
— 星読みセラピスト🕊紗々~shasya~ (@shasya_info) December 28, 2021
本日で毎日サビアンシンボル・双子座編終了です👭
双子座のテーマは「個人の可能性を広げる」
牡牛座は可能性を深めていくサインでしたが、双子座は可能性を広げるために外へ飛び出します。周りに溶け込むことなく、個を重視し挑戦する行動的なサインです。
・星座の物語を覗いてみる
・サビアンシンボルをざっくりと理解したい
・このサビアンシンボルが惹かれる
など楽しみ方は人それぞれです。
毎日投稿をしていきながら、私自身も星座たちの壮大な物語を楽しく追体験しているように感じます。
このワクワクをみなさまと共有できたら嬉しいです。
西洋占星術を用いて「あなたが生まてきた理由」を優しく紐解いていきます。
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星読みセラピスト🕊紗々~shasya~
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