星読みセラピスト🕊紗々先生のサビアンシンボル解説「魚座」

サビアンシンボルとは、12星座の各星座を30等分し「1度ずつの意味」を詩文にしたもの。

牡羊座~魚座まで「合計360個」それぞれに意味があり、1度ずつ紐解いていくことで、星座ごとの壮大な成長の物語が見えてきます。
星読みセラピスト🕊紗々先生のサビアンシンボル解説「魚座」

魚座1度~10度

魚座1度『公共の市場』
公共の市場ではあらゆる商品が脈絡なく並んでいます。
社会には様々な活動分野があり、携わる人々それぞれに思い入れや成果が込められ、独自の価値観を主張し合っています。
それらを一度全て一箇所に集めて、平等に並べ比較していきます。


魚座2度『ハンターから隠れているリス』
リスは自分の持ち物を外敵から横取りされないように木の穴に隠す習性があります。
1度の商店のような場所に放置しておくと、社会の無神経さによって壊れてしまいかねない大切なものを、隠して保護しようとします。

星読みセラピスト🕊紗々先生のサビアンシンボル解説「魚座」

魚座3度『化石化された森』
1度の混乱を経過した後に、改めて価値を選別。
本当に価値があり、もっと発展させるべきだと思う思想、体系、文化、物品などを見つけだし、化石化・風化しないように保護します。

魚座4度『狭い半島での交通混雑』
3度で確信した真に価値があると思うものを、多くの人に広く浸透させようと行動し始めます。
それは、静かだった半島の田舎に巨大なショッピングセンターを作り、地域を活性化させて、交通渋滞を起こさせるほどの勢いです。

魚座5度『教会のバザー』
教会のバザーは、教会という場所で行われるだけでありがたい雰囲気が醸し出されます。
4度の試みをある程度成功させると、自分が普及させたいものに対して、特別なイメージを付加して、より大きな価値があるかのように演出していきます。

魚座6度『正装して行進する将校たち』
5度で物事の価値を決めるのは、その実体よりもそこに付加された、象徴的なイメージの方であることを知りました。
6度では個人を超えた国家や大きな組織、または伝統的なものなどに奉仕してみたいという意志が芽生えます。

魚座7度『岩の上に横たわっている十字架』
6度の兵士たちは国のために命をかけて軍事演習をしてきましたが、7度でついに死の危機の到来。
極限状態に陥ることで別次元の世界が開示されます(天啓)。
自分を支えていた土台が崩れてでもそれを望み、手に入れようとします。

魚座8度『ラッパを吹く少女』
7度と同じ限界突破体験を自発的に作り出そうとします。
自分で感情を煽り、想像的なリアリティを作り出して、その中に自ら飛び込みます。
しかし冷静になると幻が消えるように興奮が消失してしまいます。

魚座9度『騎手』
大義名分ないと動けなかった6度と7度。
8度で大義への依存を断ち切ろうとあがきました。
9度ではコントロールが上手になります。騎手が敵陣に飛び込んでいくように、自分を弾丸に見立てて、目的のものに飛び込みます。

魚座10度『雲の上の飛行家』
9度で対象となるものの中に全身全霊で飛び込むことができました。
10度ではそれに同一化しようとします。
満たされている自分を大地に戻そうとする力が現れば雲に隠れ、雲の上で飛行を続けます。


魚座11度~20度

魚座11度『光を探している男たち』
感情や感受性を発達させてきた魚座は、自分の資質に合致した知性も育成させようと考えるようになります。
今までの自分を超えた、天にも地にも依存しない空中で単独で成立しているような存在を目指し、突破口を探すことに集中します。

魚座12度『新参者たちの試験』
新しい環境や組織に入る時、色々と個人的な事情を詮索されます。
そこに自分を投げ出そうとしても、個人としてのこだわりが抵抗。
ある人は求める場から逃げ出し、ある人は求める場にすべてをさらけ出して仲間入りを果たします。

魚座13度『博物館にある刀』
12度で個人のプライドを調整できるようになりました。
13度では仲間入りした組織等の代表的な位置に選ばれます。
集団意識に働きかける力の発信源のような人になるので、橋渡しとして自分がいるという自覚が必要です。

魚座14度『キツネ皮をまとった女性』
キツネは狡さや毛皮の持つ高級感がイメージとしてあります。
14度では甘い汁を吸うための立場を確保して、抜け目なく立ち回り、自分に大きな負担がかかりすぎないようにしながらメリットを確保する巧妙な才腕をふるいます。

魚座15度『部下の訓練を準備している将校』
14度で力の安定性を手に入れました。
15度ではさらなる発展のために、実際的な経験のない人を対象に、できる限り実際の状況に近い実践的なことを教えようとしますが、経験のない人に伝える時の難しさを痛感します。

魚座16度『ひらめきの流れ』
16度から鏡関係にある乙女座の影響が入ります。
後継者への知恵や力の伝達を諦め、組織や集団の一員であることも放棄。
世俗的な活動に再度回帰することを選びます。
すると、魚座らしい刺激的なプランが次々と頭に浮かび、挑戦心を刺激されます。

魚座17度『復活祭の歩道』
16度で野に下り、自分のアイデアだけを頼りに生きようとしました。
17度では、世の多くの人が押さえつけ眠らせている衝動を刺激して、集団を興奮の渦に巻き込み、楽しい気分のさせる特技が自分にあることを発見します。

魚座18度『巨大なテント』
16度でアイデアを思いつき、17度で場の大きなうねりを作り出すことに成功しました。
18度では、特定の日に大きなテントを張り、催す日程や場所を限定するといった方法で、盛り上がりをもっと明確に方向づけようと考えます。

魚座19度『弟子を指導する巨匠』
18度の方向づけも技巧もはっきりしたエンターテイメント技術が安定してくると、弟子に教えることも可能です。
15度の教訓をふまえて、体験学習など同じような体験をさせることで理解を促す指導法を考えます。

魚座20度『夕食のために用意されたテーブル』
意志の伝達は言葉では為されず、同じ場にいて伝わるものは伝わるし、わからないものにはわからない。
その考えが強まり、特定の誰かではなく、不特定の人々に対して、彼らが必要とするものを提供しようと思うようになります。

星読みセラピスト🕊紗々先生のサビアンシンボル解説「魚座」


魚座21度~30度

魚座21度『小さな白い羊と子供と中国人の召し使い』
羊(16度〜20度で浮上した生命の息吹)についてゆく子供(旧来の資質を体現した人間そのもの)その後に続く召使い(ガイド)が、古い魂(水瓶座30度)と結合作業を始めます。
十分に開かれた感受性をいかし直感に従い行動します。

魚座22度『シナイ山から新しい法則を持ち、下りてくる男』
シナイ山はモーセが神から十戒を授かったとされる場所。
21度で作り出された新しい理論や法則の存在を確固たるものにするための活動を始めます。
言葉にされたことがないそれらを言語化し説明する努力が必要です。

魚座23度『精神主義的な現象』
精神主義は、精神的なものが物質的な力よりすぐれ、物質を支配するという考え方です。
21度で捉えたエネルギーを22度で下界に持ち込み、23度では習慣に従う生き方に反して理想を具現化。
実際の社会生活の中で形にしていきます。

魚座24度『人の住んでいる島』
人が自然界に溶け込んでこっそりと暮らしている「島」があります。
21度以後の新しい生き方をこれまでの都市空間の中で実践するのは困難です。
人間中心主義という世界観から離れて、ナチュラルで理想的な暮らしを目指します。

魚座25度『聖職の浄化』
内面の純粋な動機だけを考えて生きていると、実生活でたくさんの落ち度が出てきます。
素晴らしい結果を残すためには、実際面でのきちんとした行動の整理や周囲に対するフォローが必要です。

魚座26度『影響を分割する新月』
新月は大きな目的意識である太陽が個人的な人格である月を飲み込むことで同一化。
真に重要なことに徹底して集中する時。
自分の魂の根底にある目的がはっきりすると独立へと足を進めます。
それに伴う別れもまた必然的なプロセスです。

魚座27度『収穫の月』
太陽の目的意識は、あまりにも抽象的なもの。
それを実際的に理解するために、自分の本当の資質(月)が引き起こした運命的な出来事に遭遇します。
その度に自分に対する自覚と喜びを感じ、そしていくつかの成果から太陽の意志を推理していきます。

星読みセラピスト🕊紗々先生のサビアンシンボル解説「魚座」

魚座28度『満月の下の肥沃な庭』
満月の下に肥沃に実る作物を作り出す根源(庭の大地)があります。
自己の運命の中に完全に飛び込むことで、宇宙のあらゆる現象を引き起こす根源の宇宙原理に触れる体験ができ、誰もが自分の意志により望んだように生きていることを知ります。

魚座29度『プリズム』
水瓶座の最後のプロセスは究極の一点に向かい収束。
魚座の最後のプロセスは、一つの光が七色に分光するプリズムのように、隅々まで意識を浸透させてゆきます。
純粋な生命としての自己のあり方、あらゆることに行き渡る創造の原理について考えます。

魚座30度『巨大な石の顔』
自然界の石に人為的な顔が刻まれています。
石は眠り人の意志が託された状態です。覚醒意識は昏睡の中へ。
次の牡羊座に生まれた意識は以前の記憶を持ちませんが、覚醒意識が目指していたことが力となり牡羊座の新しい体験の場に生かされます。



最後に


・星座の物語を覗いてみる
・サビアンシンボルをざっくりと理解したい
・このサビアンシンボルが惹かれる

など楽しみ方は人それぞれです。

毎日投稿をしていきながら、私自身も星座たちの壮大な物語を楽しく追体験しているように感じます。

このワクワクをみなさまと共有できたら嬉しいです。


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