星読みセラピスト🕊紗々先生のサビアンシンボル解説「水瓶座」

サビアンシンボルとは、12星座の各星座を30等分し「1度ずつの意味」を詩文にしたもの。

牡羊座~魚座まで「合計360個」それぞれに意味があり、1度ずつ紐解いていくことで、星座ごとの壮大な成長の物語が見えてきます。
星読みセラピスト🕊紗々先生のサビアンシンボル解説「水瓶座」

水瓶座1度~10度

水瓶座1度『古いレンガ造りの伝道所』
新しく作られた20名以下の教会を伝道所といいます。
理想を実現にするために、築き上げた地位や名誉、住み慣れた環境から離れて、新しい環境を作り出したいという意志が衝動的に湧き上がります。

星読みセラピスト🕊紗々先生のサビアンシンボル解説「水瓶座」

水瓶座2度『予期されなかった雷雨』
水瓶座の支配星は天王星。
天王星は瞬間的な閃きなどを意味します。閃きは本来、継続性のないもの。
理想の生き方を求め、型にはめられた生き方から逃れようとしたとき、古い様々な習慣は崩れていきます。真の生き方の発掘に繋がります。

水瓶座3度『海軍からの脱走兵』
1度で水瓶座の理念を打ち出し、2度で実生活でのそれまでの形が壊れます。
3度では1度と2度の影響を組み合わせて実際の行動に移ります。
海は集団的な感情の象徴。集団的な規律から離脱して自由な精神で生きることを決意します。

星読みセラピスト🕊紗々先生のサビアンシンボル解説「水瓶座」

水瓶座4度『インドのヒーラー』
インドのヒーラーは管理社会が人の判断材料としている肩書きや属する場所などが謎めいているため、信頼がなかなか得られません。
それでも社会システムに依存せず、自分の実力で生活しようと試みます。

水瓶座5度『先祖の委員会』
純粋に個人の意欲と努力だけで人生を運営させていきますが、孤立無縁な生活の中に密かな支えを感じ始めます。
それは目に見えない助力。空間的に離れていても同じ意思を持った存在とは共鳴し合い助け合えるということに気が付きます。

水瓶座6度『ミステリー劇の演技者』
5度で自分が孤立しているわけではないと自覚すると、6度では社会の中で生きていくために、自己と社会の仮面を分離させて、その場その場で必要な役割を演じることが必要だと考えるようになります。

水瓶座7度『卵から生まれた子供』
7度の理想の自己イメージは、実際の父母との深い絆を重要視しない普遍的な宇宙(卵)から生まれてきた子供。
6度の生き方を続けていくと次第に具体的な対人関係などから距離をおき、どこにも深入りしない自分をつくろうとします。

水瓶座8度『美しい衣装を着た蝋人形』
7度で周囲からの要求に迎合することをやめました。
8度ではもう一度社会の中で生きる選択をしますが、6度の演技者のように必ずしも要求に従うわけではありません。
人生をひとつの実験として自分が考えたモデルを元に生きていきます。

水瓶座9度『鷹に変化する旗』
「鷹」は行動力「旗」はものを伝える絵柄です。
射手座12度のように内側から湧き上がる衝動からは行動せず、水瓶座8度の段階で計画的に作ったシナリオ通りの人生を進めようと実際に行動に移してゆきます。

水瓶座10度『一時的だと証明される人気』
人工的な試みを続けていくうちにどんな役割や人格にも飽きてしまいます。
自分は何者でもないという認識に落ち着き、社会のいかなる役割にも同化することを諦めます。


水瓶座11度~20度

水瓶座11度『自分のひらめきと向き合う男』
10度で社会的にどんな役割も担わない「名前のないわたし」を自分の存在の重心に移しました。
11度では既存のものの中に手がかりを求めず、自分の意識と向き合ってアイデアを考え出すことに集中します。

水瓶座12度『上へと順に並ぶ階段の上の人々』
11度で独自に作り出した哲学や判断基準によって、人の価値を測ろうとします。
社会から与えられた欲望の中に無自覚に眠っている人こそ最高の愚か者だと考えるように。

水瓶座13度『バロメーター』
バロメーターは自然状況の変化に細かく反応する気象の測定装置。
人に対する判断基準を確立すると、状況に対しての判断法にまで尺度を広げ始めます。
時代の変化、サイクルの読み取り、流行の変遷などに敏感に反応。鋭い観察力を発揮します。

水瓶座14度『トンネルに入る列車』
線路は駅と駅を最短距離に結ぶのが理想。
山があればトンネルを作ります。
13度で手に入れた観察力を応用して、無駄に見えるものは省き、重要なことだけに時間を使おうと考えます。
多くの人の興味をある場所に向かわせることも得意です。

星読みセラピスト🕊紗々先生のサビアンシンボル解説「水瓶座」

水瓶座15度『フェンスの上にとまっている二羽のラブバード』
ラブバードは情愛深いインコとして有名ですが、噛み癖のある威張った鳥としても知られています。
15度ではあらゆることに高見の見物が出来る立場に。世の中を全体的に観察でき、大きなヴィジョンも手に入れます。

水瓶座16度『机に座っている偉大なビジネスマン』
入手したヴィジョンを実現するために、多くの人を集めて世界の縮図のような場を作り出そうとします。
より高度な獅子座の影響の混入により、周囲にはただのわがままではなく何か深い意図がありそうだという印象を与えます。

水瓶座17度『ガードをしている番犬』
犬は境界線を越えそうになった時に出現する警告としての象徴です。
16度で壮大なヴィジョンの再現を試みましたが、公的なものと個人との関係が大幅に歪んでしまいました。
改めて線引きをして互いに干渉しすぎないようにします。

水瓶座18度『仮面がはがされた男』
18度から本来の水瓶座が復権し始めます。水瓶座は風のサイン。
風のサインは基本的に流通性が高く秘密を守ることはできない傾向にあります。
個人として秘密にしていたものを他者によって暴かれるような出来事が起きます。

水瓶座19度『消しとめられた山火事』
山火事は一般の火事と違って、どのように広がっていくのか全く予想がつきません。
そんな山火事を鎮火させる時のように、何か問題が起こるたびに、そのつど、状況に応じて対処するという姿勢が確立していきます。

水瓶座20度『大きな白い鳩、メッセージの担い手』
目の前の現実を直視すると決意すると真の意味で心が開かれた状態に。
チャンスも見落とさなくなります。
メッセージを運ぶ鳩は自分を取り巻く環境の全てを象徴。
あらゆる現象が自分が知りたいことの辞書として働き始めます。


水瓶座21度~30度

水瓶座21度『絶望し幻滅した女』
大きな目的のために貢献できる自分を作るため、心理的な許容度や身体的な耐久度を超えてまでも働こうとします。
しかし健康な身体や心は、眠くなったり、気分にむらができるといった反抗をするように。統一行動がとれない自分に苛立ちます。

水瓶座22度『子供たちが遊ぶために床に敷かれた布』
外界と直に関わるには痛みが伴うものだということを知りました。
現実を意味する床と自分の間に擦り傷を作らないような緩和材としての布を引く必要性を痛感。
自分の心の中に住んでいる幼い部分を癒し、再教育します。

星読みセラピスト🕊紗々先生のサビアンシンボル解説「水瓶座」

水瓶座23度『座ってすべての手足を振っている大きな熊』
熊は月に関係した生き物と言われ、自身の感情に引きこもる性質の象徴です。
21度の反動で熊のようになった心が23度で開かれます。
思考・感情・身体が同一目的のために協調的に働けるよう偏った癖を矯正していきます。

水瓶座24度『情熱に背を向けて自分の経験により教えている男』
23度で自身の中に住む熊をうまく制御することに成功しました。
24度では情熱を借りて人に働きかけることはせず、努めて冷静に自身が経験した熊の訓練法を若い人に教えようとします。

水瓶座25度『右の羽がより完全に形成されている蝶』
蝶の羽の左側は直感や無意識、右側は冷静な資質(理性や知性)の領域です。
25度で形成された理性は、感情を抑えるだけの表面的なものではなく、思考・感情・身体を対等に扱える根底から安定した冷静な自己です。

星読みセラピスト🕊紗々先生のサビアンシンボル解説「水瓶座」

水瓶座26度『水圧計』
25度で思考・感情・身体などを調和的に生かすことができるようになりました。
26度ではバランスよく成長した自分自身を計測器にして、置かれている世界全体をもう一度注意深く見つめ直します。

水瓶座27度『スミレで満たされた古代の陶器』
スミレ→自分の感情
古代の陶器→価値が変わりそうにないもの
26度で受け入れた外界の印象に個人的な思いを投入してはならないと感じます。
気持ちを表現する時には、普遍的に活用されている表現法の中に主張を紛れ込ませます。

水瓶座28度『倒され、のこぎりで切られた木』
空間的に離れていても意思疎通し支えを得てきた同志たちとの絆を土壌として成長した木が切り倒されます。
自分をこれまで助け、育んでくれた環境から独立。
自分の考え方そのものの中に人生の拠点を作り出そうと歩き出します。

水瓶座29度『さなぎから出てくる蝶』
28度の“木“は切り倒されたことで“さなぎ“に変化。
自分自身の可能性を誰にも遠慮することなく開花させようという意志が芽生えます。
独立したことにより欠けた自信や支えは、自分の力を少しずつ広げることで補っていきます。

水瓶座30度『アーダスの咲いている野原』
アーダスの咲いている野原とは、マリー・コレリの小説に登場する古代バビロンの神秘的な牧草地のことを表しています。
“蛹“から生まれた“蝶“は、誰もが通過する魂の故郷のようなお花畑を通り、次のサインである魚座へ向かいます。



最後に


・星座の物語を覗いてみる
・サビアンシンボルをざっくりと理解したい
・このサビアンシンボルが惹かれる

など楽しみ方は人それぞれです。

毎日投稿をしていきながら、私自身も星座たちの壮大な物語を楽しく追体験しているように感じます。

このワクワクをみなさまと共有できたら嬉しいです。


「星読みセラピスト🕊紗々~shasya~」
西洋占星術を用いて「あなたが生まれてきた理由」を優しく紐解いていきます。


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