多くの可能性を秘めた色「黒」についてのお話

いつもほしのこの商店街にお越し頂きありがとうございます。
今回は色にまつわるお話でテーマカラーは「黒」です。
多くの可能性を秘めた色「黒」についてのお話
それでは早速、黒色の意味やイメージ、色彩心理やファッションにまつわるお話などをお届けしたいと思います。

「黒」にまつわる色々なお話です♪

「黒」の心理的な影響

「吉乃モカ」さん
黒は彩度と明度が他の色の中でも最も低く
他の色を吸収、遮断するという影響力があり
色の中では一番重みがあり強さのある色とされています。

こういった他の色とは違う性質が高級感や
「威厳」や「ぶれない芯の強さ」という印象につながり
それが黒のポジティブな効果なのだと考えられます。

また一方では「お先真っ暗」という言葉があるように
その他の色とは違う性質が
場合によっては底知れぬ不安感だったり、恐怖感を感じる
といった印象にもつながるという人もいらっしゃるかもしれません。

このようにポジティブとネガティブ両方の意味がある黒ですが
これは個人が今までに体験したことや、記憶や知識、性別や生活の環境
色を見た時の心理状態によっても色に対する感情というのは変化します。

また、黒は死を連想するとも言われますが
この点に関しては心理的というより文化的な影響が強いように思われます。
例えばお葬式の喪服の色や、死神の服の色と聞いたとき
真っ先に黒を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか

黒はそういった印象が強いため
色に対する感情として現れるのだと思いました。

ですが私がここで大事だと思うのは
黒という色自体にはポジティブもネガティブもないということです。

ただ黒を見た時の自身の気持ちのあり方で
その色の効果というものを決めるのではないかと思いました。
吉乃モカさんのブログには「絵描き」の視点から、さらに詳しいお話が載っています!
吉乃モカさんより
黒という色について考えてみた時、その魅力をなるべく中立的な立場で考えてみたいと思い記事にしました。




「黒」のネガティブな気持ちの解消方法について

タロット、数秘&カラー 「さんがつ@月のうさぎ」さん

黒色から感じるネガティブなものに、「不安な気分」や「ストレスを感じる」という思いがあります。

そういったネガティブな感情である「不安の解消方法」や、「気持ちの切り替え方法」について3点程、お話をさせて頂きます。
多くの可能性を秘めた色「黒」についてのお話

ネガティブな気持ちの解消法その①「何かを作る事に没頭する」

「没頭」とは、自分の意識(この場合は不安)を自分以外の対象物に移しながら、抱えている思いを自分から外し、「そのまま忘れてしまおう」と言う方法です。

そして没頭の一番良い方法は「創作」になります。

この「創作」については、必ずしも「形のあるモノ作り」である必要は無く、例えば簡単な妄想であっても良いのです。

また、音楽からイメージを膨らませると言う方法も有効です。

「創作」は「物体として形や何か残るもので無いといけない」と、考える人が多いと思います。
しかし、実はイメージや妄想であっても、創造物であると言えます。

と言うのは、イメージや妄想は物質としての質量が軽すぎるので、形(物質)に成らないと言う事です。


ネガティブな気持ちの解消法その②「整理整頓を行う」

解消法の2つ目は「整理整頓を行う」です。

これは①の意識を創造に移動するパターンではなく、既に存在するものに意識を移動し、その対象物を物理的に対処する事で、気持ちの整理整頓を行うと言う感じです。

つまり、意識が投影された対象物(この場合は整理整頓するもの)を整理する過程で、「私は思考や気持ちの整理整頓を行っているのだ」と自分の認識をすり替える方法です。

また、整理整頓を掃除に置き換えれば、ゴミや埃を自分の囚われや不安な気持ちに置き換る事になり、それらを綺麗にする事で「私は不安を取り払らっているのだ」と認識がすり替わります。
多くの可能性を秘めた色「黒」についてのお話
因みに、この意識を移動させた上で行う掃除は、お釈迦様の弟子であるチューラパンタカ(周利槃特)のお話が有名です。
「そうだ、ちりやあかとは、私の執着の心。
(中略)
古いお経を読むと、周利槃特は天眼を得たと書かれてあります。」
http://arukou.net/saiunji2/h16/zakki/culapanthaka.html
彼は、掃除を行う中で悟りの知恵を得ました。
つまり苦しみや囚われから離れる事が出来たのですね。


ネガティブな気持ちの解消法その③「委ねる」

ネガティブな気持ちの解消方の最後は「不安な気持ちをそのまま未来に委ねる」です。
これは未来や結果を考えずに「今やっている事を重視する」方法です。

実はあなたの望みや希望が叶う一番効率の良い方法はこの「③の委ねる法」です。

「こうなって欲しい(不安を解消したい)から、○○をする」の「○○をする」という行動の部分に意識の比重を置く事です。

この方法は「至るまでの試行錯誤を楽しむ」というニュアンスが近いでしょうか。

因みにですが、この過程において「苦しいと感じるものは✖️」です。
「どうすれば私が楽しいと思う事になるか?」を追求したり、楽しめる方法を探したりするのです。

つまり「方法や取り組みの仕方を考え、考えたら実行」です。

結果は後から着いてくるものとして、「結果のために行動しないとダメだ」をやめる感じです。

それは「今はこれをやっているから、きっと結果は上手くいくはずだ」と思い続ける感じでしょうか。

それでもその過程の中でどうしても辛くなったら、休憩をするか、別の楽しいと感じる方法に切り替えて、行動してみると良いですよ。
タロットや数秘、色彩心理のお話やリーディングのご依頼は、
さんがつ@月のうさぎさんのブログよりどうぞ♪


何者でもない色としての「黒」

LUCA Luca et Lukaさん
黒はすべての色を含んだ極端な存在で、ほかのどんな色も飲み込んでしまい
個を超えた「何者でもない」色なのです。

何者でもない=未知である

ということから、
ミステリアス、孤高な雰囲気、高級感や重厚感を演出したり、
また強い意志や自己の確立を表現します。

未知である闇や死など、ネガティブなイメージと結び付けられますが
黒は他の色を際立たせたり、肌の色を綺麗に見せてくれたり
女性を艶っぽく魅せてくれもするのです。


ファッションとしての歴史は長く、
秦の時代には五行思想から皇室の色として重宝され、
ヨーロッパ中世以前は真っ黒に染め上げる技術がなかったことから貧しさの色となり、
染色技術が確立し、染料も充実した大航海時代には権力と豪奢の色となり、
15世紀には黒はメランコリックな心情と結びつけられ、その性質に芸術家の資質を認め、黒を尊重し始め、
ルネサンス期にはプロテスタントの禁欲的な思想が広まり黒をその色として根付かせ
イギリスのヴィクトリア朝時代には喪服として黒を着る習慣が始まり、
産業革命期イギリスでは、日常的な仕事着として労働階級の人々に重宝され、
アールデコの時代にはシャネルが実用的な服として流行らせたり、
時代の背景によって、どのように捉え、意味を持たせたかによって黒い服は意味を大きく変えて来ました。

現代では黒という色は、「強さ」を表現するのにうってつけの色となっていますが
歴史から見ても色んな側面を持っていることがわかります。

コーディネートする上では、様々なデザインを楽しんだり、大人っぽく仕上げるのに使いやすく重宝する色です。

フリルやギャザーなど、甘口なアイテムを取り入れるのにハードルを感じる場合は、黒をベースに選ぶと取り入れやすく、色んなファッションを楽しめるかと思います。


「何者でもない」黒は、個を超えているが故に、他の色とのバランスを取ったり、引き締め役になったり、モダンな印象に仕上げてくれたりと、多くの可能性を秘めた色なのです。

更に詳しいお話は、
LUCA Luca et Lukaさんのブログを参考に♪


最後に

感情や印象に影響する不思議な色のお話はいかがでしたか?

とっても不思議な「黒」

多くの可能性を秘めた色「黒」についてのお話

「黒」は、「多くの可能性を秘めた色」です。

色の捉え方で自分の気持ちが分かったり、ファッションで表現したり、素敵な使い方を模索してみて下さいね!


もちろん「黒」以外の色についても当サイトにてご紹介させて頂きたいと思います!


それでは次回の更新をお楽しみに!


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